Wikipedia ↗2022年の写真
- 国籍
- Slovenia(スロベニア)
- 生年月日
- 1998年9月21日
- 身長
- 176cm
- 体重
- 66kg
体格の読み解き:バランス型 — 軽さとパワーのバランスが取れた体格。平地から丘まで、幅広い展開に対応しやすいタイプです。
- 経歴
- UAEチームエミレーツ・XRG(2019–)
Story
この選手を知る — 9歳の一歩が変えた自転車史
スロベニアの小都市コメンダ出身。少年時代はサッカーに熱中していたが、兄ティレンが地元のROGリュブリャナ・クラブで自転車を始めると、9歳のポガチャルも自然とその後を追いペダルを踏み始めた。2019年のブエルタ・ア・エスパーニャに20歳でデビューし3ステージを制して総合3位、2020年のツール・ド・フランスでは最終前日のタイムトライアルで同国の先輩ログリッチから57秒差を逆転し初出場初優勝——兄の背中を追った小さな一歩が、自転車史を塗り替えた。2024年から2026年にかけてのツール3連覇で通算5勝目に到達し、エディ・メルクスやベルナール・イノーら4人と並ぶ最多タイ記録を史上最年少の27歳で成し遂げた。出場した7回のツールは、すべて表彰台で終えている。
つながり
イサーク・デルトロ勝利を託そうと牽いた後輩
ティム・ウェレンススーパー・ドメスティーク
フェリックス・グロスシャートナー山岳の忠実なアシスト
ひとくちメモ
機材
チーム支給とは別に、個人のスポンサー契約で自分だけの機材を使う選手がいます。
- シューズDMT「Pogi's」 — 2020年からの個人契約で、シグネチャーモデルを履く。2026年には生涯契約を結んだと報じられた(チーム支給のシューズはシマノ) 出典 ↗
レースでのハイライト
ツール・ド・フランス2026
- 総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)
- ステージ5勝(第3・6・10・14・19ステージ)
- 総合首位(マイヨ・ジョーヌ) 通算17ステージ(第3・6〜21)
- 第6ステージ 敢闘賞
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026
- ステージ3勝(第1・4・6ステージ)
- 総合首位(マイヨ・ロホ) 通算7ステージ(第1〜7)
- 敢闘賞2回(第4・6ステージ)
登坂記録
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026 第4ステージ
コリャダ・デ・ベイシャリス(1級) 6.5km・8.5%
タイム 17:34・VAM 1,892 m/h・推定 6.6 W/kg
17分34秒は、登坂タイムの記録が残る2015年以降で最速。2018年の集団と2021年のセップ・クスが並んで刻んだ18分58秒を1分24秒更新した。この日の追走18人は19分14秒
この日の観戦記 →ブエルタ・ア・エスパーニャ2026 第4ステージ
コリェ・ドルディーニョ(1級) 9.9km・7.0%
タイム 23:22・VAM 1,785 m/h・推定 6.6 W/kg
23分22秒・平均時速25.2km。こちらも同峠の最速で、追った5人は1分20秒遅れ。2018年に大きな山岳グループが越えたときは27分かかっていた
この日の観戦記 →ツール・ド・フランス2026 第6ステージ
トゥルマレ(超級) 17km・7.9%
タイム 43:12・VAM 1,875 m/h・推定 6.7 W/kg
43分12秒はツール史上最速。2023年に本人とヴィンゲゴーが並んで刻んだ従来記録45分35秒を2分以上更新した
この日の観戦記 →ツール・ド・フランス2026 第14ステージ
コル・デュ・アーグ 最終1.6km(1級) 1.63km・10.9%
タイム 4:41・VAM 2,280 m/h・推定 7.4 W/kg
登りの最後に現れる平均10.9%の急勾配区間。ポガチャルはここでヴィンゲゴーら総合勢を突き放し、ル・マルクシュタインへの独走勝利につなげた
この日の観戦記 →ツール・ド・フランス2026 第19ステージ
アルプ・デュエズ(超級) 13.7km・8.1%
タイム 35:27・VAM 1,882 m/h・推定 6.7 W/kg
35分27秒はアルプ・デュエズ史上最速。パンターニが1995年に刻んだ36分40秒(36分50秒とする資料もある)を1分以上更新した。複数の外部分析は、この登坂全体の平均出力を6.9〜7.0W/kgと推定している。諸元は計測に使われたセグメント(13.7km・平均8.12%・標高差1,112m)に合わせている
この日の観戦記 →
※ VAMは1時間あたりの獲得標高。W/kgは簡易モデルによる推定値です。数字の読み方はパワー数値へ。
この選手が登場する観戦記
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026
さらに前の観戦記20本を見る
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026
ツール・ド・フランス2026
- 総集編「贈り物と、別れと、家族の待つコーナー——ツール2026、7つの瞬間」→
- Stage 21「絶対王者と逃げたクラシックの王者、シャンゼリゼをコンマ差で制した」→
- Stage 20「覇者3人の逃げを水玉が制し、黄色と白は肩を抱き合ってゴールへ」→
- Stage 19「アルプ・デュエズで絶対王者が逃げを飲み込み、31年前の記録を塗り替えた」→
- Stage 16「五輪二冠が絶対王者から28秒を奪い、もう一人のエースはコーナーに散った」→
- 休息日「レマン湖の休息日——エースを失ったチームと、深夜2時の検査への怒り」→
- Stage 15「王者が腹心に譲ろうとした頂、かすめたTT巧者——連覇王者は救急車で去った」→
- Stage 14「雨のヴォージュで王者がまた独走——38秒後ろから19歳が表彰台に届いた」→
- Stage 11「時速50.9km——ツール史上最速の日を、昨日最下位だった男が獲った」→
- Stage 10「革命記念日、王者はひとりで山を越えた——混戦は32秒後ろで」→
- 休息日「休息日のカンタル——それでも走る選手たちと、二度の覇者の告白」→
- Stage 6「トゥルマレの審判——世界王者の43km独走と、黄色い夢の結末」→
- Stage 3「歓声のない山で、王者は2秒を奪った」→
- Stage 2「絶対王者が発射台になり、メキシコに36年ぶりの勝利が生まれた」→
- Stage 1「開幕はバルセロナの高速チーム戦——ヴィスマ完勝でヴィンゲゴーが黄色に」→
※当サイトは2026年7月に開設し、レースの記録と観戦記はツール・ド・フランス2026から蓄積を始めています。それ以前のレースのハイライトが無いのはこのためです。
出場レース
- ブエルタ・ア・エスパーニャ2026UAE Team Emirates XRG#11開始時27歳見どころ: 三大ツール完全制覇の懸かる7年ぶりのブエルタ。開幕TTから赤いジャージを着続けて3勝したが、第8ステージ残り32kmの落車で去った
- ツール・ド・フランス2026UAE Team Emirates XRG#1開始時27歳見どころ: アルプ・デュエズを35分27秒の史上最速で駆け上がり、パンターニの1995年の記録を1分以上更新。ステージ5勝で大会を支配し総合連覇を果たした
主な戦績
グランツール
ツール・ド・フランス
- 総合優勝2020, 2021, 2024, 2025, 2026
- 山岳賞2020, 2021, 2025
- ヤングライダー賞2020, 2021, 2022, 2023
- ステージ26勝2020–2026
ジロ・デ・イタリア
- 総合優勝2024
- 山岳賞2024
- ステージ6勝2024
ブエルタ・ア・エスパーニャ
- ヤングライダー賞2019
- ステージ6勝2019, 2026
ステージレース
- ティレーノ〜アドリアティコ2021, 2022
- パリ〜ニース2023
- ヴォルタ・ア・カタルーニャ2024
- クリテリウム・デュ・ドーフィネ2025
- ツール・ド・ロマンディ2026
- ツール・ド・スイス2026
- ツアー・オブ・カリフォルニア2019
- ボルタ・アオ・アルガルヴェ2019
- Volta a la Comunitat Valenciana2020
- ツアー・オブ・スロベニア2021, 2022
- UAEツアー2021, 2022, 2025
- ブエルタ・ア・アンダルシア2023
モニュメント
- ミラノ〜サンレモ2026
- ロンド・ファン・フラーンデレン2023, 2025, 2026
- リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2021, 2024, 2025, 2026
- イル・ロンバルディア2021, 2022, 2023, 2024, 2025
ワンデーレース・クラシック
- 世界選手権ロードレース2024, 2025
- ヨーロッパ選手権ロードレース2025
- ナショナル選手権ロードレース2023
- ナショナル選手権個人TT2019, 2020, 2023
- ストラーデ・ビアンケ2022, 2024, 2025, 2026
- トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ2022, 2025
- グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2022, 2024
- アムステルゴールドレース2023
- ラ・フレーシュ・ワロンヌ2023, 2025
- ジロ・デッレミリア2024
出典: Wikipedia
チームメイト
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026UAE Team Emirates XRG
ツール・ド・フランス2026のチームメイト(7人)
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次はこの選手 — パブロ・カストリーリョ
サッカー少年だった王者の次は、13歳まで氷上を駆けていたホッケー少年へ。別の競技から来た者が、山で花開きます。