休みの日も、選手は走る
休息日の朝、カンタルの道にはレースがない——はずなのに、各チームのジャージが次々と走り出していきます。マイヨ・ジョーヌのポガチャルとUAEの面々も、そろって数時間のライドへ出かけました。休みの日にまで走るのは根性論ではありません。マッサージ、メディカルチェック、自転車の整備、そして宿から宿への大移動。「休息日」と呼ばれる月曜日は、実のところ第2週へ向けた準備日なのです。
🔰 初心者向けメモ: なぜ完全休養しないのか——回復ライドの文化
9日間全力で走り続けた体は、いわば回り続けるエンジンです。ここで丸一日完全に止まってしまうと、体が「レースは終わった」と勘違いして回復モードに入りすぎ、翌日の再始動がひどく重くなる——選手たちは経験的にこれを知っています。だから休息日は、1〜2時間だけ軽く回してカフェに寄る「回復ライド」が伝統。血流を保って疲労物質を流しつつ、脚に「まだレースは続く」と教えておくのです。プロトンで最も歴史のある健康法かもしれません。
出典:Tour de France 2026 rest days — ProCyclingUK ↗Pogacar and UAE left sweating through rest day — CyclingUpToDate ↗