山の日なのに、緑ジャージの朝は忙しい
7つの峠が待つ山岳ステージ——なのに朝のプロトンを牽いたのは、スプリンターを抱えるリドル・トレックでした。狙いは25.5km地点の中間スプリント。ピーダスンにポイントを取らせるため、山の日の朝から列車を組んだのです。その仕事が終わった直後の45km地点、今度はアブラハムセンが火をつけて31人の大きな逃げが生まれ、ロモが中盤の山岳ポイントを次々と回収していきました。山の一日にも、緑と水玉のジャージ争いは休みなく続いています。
🔰 初心者向けメモ: 山岳ステージの「平坦の主役」——ポイント賞の裏側
ポイント賞(緑ジャージ)はゴールだけでなく、毎ステージ途中の「中間スプリント」でも加算されます。山岳ステージはスプリンターが勝てない日ですが、中間スプリントが序盤の平坦にあれば話は別。ライバルが山を警戒して脚を溜めるあいだに、こっそり20点を積み増せるのです。だから緑ジャージを狙うチームは、山の日の朝だけ全力で働き、あとは制限時間内の完走に切り替える——1日の中に「別のレース」が埋め込まれています。