山火事が削った最終日——それでも祝祭は始まった
第3ステージを無観客にした夏の山火事が、最後の一日のかたちまで変えました。ジロンド県の消火活動へ治安部隊が派遣されたため、パリ郊外のトワリーから始まるはずだった133kmは88.7kmへ短縮。出走セレモニーだけをトワリーで行い、選手はバスでパリへ移動して、レースはシャンゼリゼから始まることになったのです。それでも、パレードはパレードでした。先頭には4色のジャージ——黄色のポガチャル、緑のピーダスン、水玉のカラパス、白のデルトロ——が横一列に並び、その後ろで選手たちはチームの垣根なく握手を交わし、肩を叩き合い、カメラに収まっていきます。3週間を一緒に生き延びた者たちだけの、ゆっくりと動く祝賀会です。ポガチャルのUAEチームエミレーツXRGは全員が黄色いスペシャルジャージで登場し、バイクも黄色。あちこちに「5」の数字があしらわれていました。勝負が始まる前から、この日がどんな日になるかを隠す気はなかったのです。
🔰 初心者向けメモ: 最終日は「動く表彰式」——それでもレースである
グランツールの最終日は、総合争いを仕掛けないという紳士協定の下で行われてきました。マイヨ・ジョーヌのチームが先頭で入場し、シャンパンで乾杯し、記念撮影が続く——総合順位は前日までに決まっていて、最終日は3週間を走り切った全員の凱旋パレードなのです。ただしゴールだけは真剣勝負で、シャンゼリゼの勝利はいまもスプリンターの見果てぬ夢。さらにモンマルトルの丘が加わって終盤の争いが激しくなったため、今年の主催者は「総合タイムは周回の途中(約41km消化時点)で確定させる」と宣言しました。それ以降の落車やトラブルが3週間の積み上げを壊さないようにする、祝祭と真剣勝負を両立させるための工夫です。
出典:letour.fr: Change to the route of the final stage ↗Cyclingnews: As it happened - Astonishing finale to a dramatic last stage ↗