前日の話し合いでコースが79.5km短くなり、山がひとつ消えた
この日のコルドバには、40℃を超える予想が出ていました。前日の土曜日、審判団・チーム・選手・主催者の代表が集まって話し合い、ブエルタは極端気象プロトコルを発動します。
削られたのは79.5km。当初189.7kmだったコースは110.2kmになりました。レースは当初のルートを52.3km地点まで走り、そこで右へ折れてコルドバへ向かいます。北側をまわる周回と、そこにあった3級の山がひとつ消え、格付けのついた山は3つから2つになりました。実際に走るぶんの獲得標高は1,797m。スタートも遅らせ、選手がパルマ・デル・リオを出たのは現地時間の14時50分です。
この話し合いに選手の側から出るのは、いまそのレースを走っている選手本人です。ブエルタ2026の代表は3人。開幕時の3人は、いま総合首位の赤いジャージを着ているエンリク・マスと、ユーゴ・ウル、ジャコポ・モスカでした。ウルは前日の第14ステージで自転車を降り、マスは「レースのこの先に集中しないといけない」と土曜の会議には出ていません。いまの3人は、モスカ、ステフェン・クライスヴァイク、そして総合2位のフェリックス・ガルです。
そのマスは、レースのあとでこう話しました。「とてもきつい一日だった。この気温のせいで距離を切り詰めなければならなかったし、この酷暑を思えば、それはありがたいことだ」。そして、こう付け加えています。「たとえ80km長かったとしても、勝ったのは同じ選手だったと思う」
🔰 初心者向けメモ: CPA——選手の側に座る人たち
レースを短くするかどうかは、主催者がひとりで決めるわけではありません。審判団、チーム、そして選手。この3者と主催者が同じ席に着きます。
選手側の窓口になるのがCPA(選手会)です。大会ごとに選手代表が選ばれ、その代表が席に着きます。3週間を走りながら、走る条件の話し合いにも出る。ロードレースの選手会は、そういう形で動いています。
出典:Vuelta a España stage 15 shortened by 70km to protect the health of the riders in extreme heat — Cyclingnews ↗'If the stage had been 80 kilometres longer, I think the same rider would have won' — Cyclingnews ↗