ウノエックスが8人のうち6人を逃げに入れ、赤いジャージのチームはゼロだった
公式スタートの旗が振られて数分、最初に飛び出したのはファンアールトでした。UAEチーム・エミレーツ・XRGのオリヴェイラと2人で、集団に10秒ほどの差をつけます。ポイント賞の緑のジャージを着ているファンアールトが、5つの峠を越える日の朝いちばんに動いたことになります。
この日の最初の山場は、峠ではなく風でした。開けた区間で集団が横風に割れ、前と後ろに分かれます。このとき赤いジャージのマスは後ろ側でした。マスのチーム、モビスターの選手が何人も下がってきて彼を引き上げ、総合2位のログリッチがいる先頭側まで戻します。走り出して20分の出来事です。
先に出ていた十数人はやがてファンアールトたちに追いつき、逃げは14人で固まりました。ウノエックス・モビリティはそこに6人を入れています。このチームはここまでひとりも欠けていないので、残っている8人のうちの6人です。総合勢では、ログリッチのレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが2人、総合3位ガルのデカトロン・CMA CGMが1人。首位のマスにも、4位のカラパスにも、5位のオスカー・オンリーにも、前に味方はいません。
そこでモビスターはロメオとガルシアを集団から放ちます。前の14人に追いついて合流するためで、この走りは中継で「橋を架ける」と呼ばれます。EFエデュケーション・イージーポストやレッドブル・ボーラ・ハンスグローエの選手もそこへ加わり、前から千切れた選手も混ざって、逃げと集団のあいだに50人ほどの追走ができました。前の14人は彼らを合流させたくないのでペースを上げ、追走との差も、後ろの集団との差も開いていきます。逃げはやがて、集団の11分先を走りました。
橋は架かりませんでした。ただ、前と後ろのあいだに50人が残ります。この形が、後半のレースを決めることになります。
出典:Cyclingnews ライブ(スタート直後のファンアールトとオリヴェイラ、横風での分裂とマスの取り残され、ウノエックス6人を含む逃げの構成、モビスターがロメオとガルシアを放ったこと、追走が約50人に膨らんだこと) ↗Sporza: 第20ステージ レポート(オランダ語。ウノエックスが6人で逃げを作ったこと、逃げの差が11分まで開いたこと) ↗