Equipo Kern Pharma
エキポ・ケルンファルマ
製薬会社ケルンファルマを冠するスペインのプロチーム。スペイン人の若手育成に力を入れ、ブエルタで存在感を高めている。
- GM
- Juanjo Oroz
- 監督
- Dani NavarroMikel Ezkieta
Team Story
このチームを知る — 「まず良き人であれ」——師に捧げた3勝
ナバラ州を拠点に、育成一筋30年のマノロ・アスコナが1993年に築いたアマチュア組織を母体として、2020年に製薬会社ケルンファルマを冠して生まれたチーム。母体の「リサルテ」の系譜はベロキ、カラパス、マルク・ソレルら70人以上をプロに送り出しており、旗揚げ時の14人中8人が下部組織からの昇格という筋金入りの「若手の学校」だ。2024年のブエルタでは、大会の最中にアスコナが71歳で世を去り、その直後にカストリーリョが逃げ切ってチーム初のグランツール勝利を捧げた。涙の追悼勝利を皮切りに逃げから3勝——それでも翌2025年の招待は届かず、2026年、雪辱のワイルドカードでブエルタに帰ってくる。監督フアンホ・オロスは言う。「人生とマノロが教えてくれたのは、まず良き人であること。そして信じて闘い続けることだ」。
観戦の見どころ: このチームの見方はシンプルで、「逃げに緑が入っているか」。2024年のブエルタ3勝はすべて逃げから生まれた。スペイン人の若手が中心で、走りを見せた選手はワールドツアーへ巣立っていく(2024年に2勝したカストリーリョはモビスターへ移籍)。ブエルタは彼らにとって最大の見本市でもある。
ブエルタ2026のこのチーム: ベラーデが第12ステージのカラル・アルトで2位、第19ステージのペニャス・ブランカスで4位と、山頂の勝負に2度絡んだ。第3ステージ、雨のモン・ルイではヴェンツェルが単独へ出たが、山岳ポイントを争った直後に雹が降り、その日のレースは中止になった。2026年に逃げで1,500km以上を走ってきたウリアルテは、第8ステージ、まだ正式に始まる前のパレード走行の落車で肋骨を折り、その日のうちに降りた。このブエルタで逃げに乗れたのは、第2ステージの一度きりだった